望遠鏡の架台のひとつ。 鉛直下向きの軸(方位)と水平な軸(仰角)の二軸からなる台で、望遠鏡を簡単に希望の方向に向けることができる。観光地の有料双眼鏡に使われている台がこれ。 天体の日周運動を追う場合には二軸を同時に動かさなければならないため、制御が複雑になる。また、視野が回転するため写真をとる場合にはカメラを回転させなければならない。 こういった欠点はあるが、同じ望遠鏡を支えるなら赤道儀より軽くできるためすばる望遠鏡のような大望遠鏡や眼視用の望遠鏡で使われている。
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35年いや45年以上前の「プリンス光学」さんの経緯儀架台です。当時は上下・水平微動式は高級機種?になり価格もそれなりに高額だったので、私には手がだせなかった一品です。 ※そういえば、なぜか「日野金属産業製のアルコア型」に、似ているようですね!(MIZAR 瞑想にふけるG 神奈川支部 )
先日、天文部あてに速達のお手紙が届いていました。 急ぎの用事?まったく心当たりがありません。封を切ると、子供の文字が書かれた小さな便箋が二枚はいっていました。「あ、あの子かあ!」 今年の夏合宿、ハイルザーム栗駒に出かけてきたことは記事にしていました。 初日の夜、ドブソニアンで部員たちと惑星を見ていた折、近くの暗闇から親子連れと思しき声が聞こえていました。余計なお世話かもと思いつつも声をかけて、一緒に観望したのでした。 小学4年生になると理科の授業で星空の勉強が始まるのですね。男の子は「星座早見盤をつかって星座を観察する」という夏休みの宿題のために、栗駒山に連れてきてもらったのだそうです。 ぼく…
初秋となり、雲のない星空の日が多くなってきました。但し、夜間の気温は20℃以下になるのでそろそろ防寒対策が必要になっています。最近、アマゾンの特売でポチッたSVBONYの鏡筒(SV550_80ED)が届いたので月を撮影しました。他の星雲も撮ろうとしましたが、この鏡筒は予想より重く、主に使用している赤道儀(SkyWatcher_Star_Adventurer GTi)に載せても安定しなかったので経緯台に乗せて使用しました。まず、月のみを撮影し、そのあとで土星と木星を観望しましたがさすが3枚玉のアポですね、小さいですがとても綺麗に見えました。また前日に、撮影の復習のため、AskerのFMA180を…
購入して一週間経ったSeestar S50ですが昨日も色々試そうと近所の公園へ。 M27を今度は10分露出してみました。確かに前回より更にハッキリと出ましたが観望会とかで見せるならここまで時間かけることはないかな? 次は初導入M57。拡大したらちゃんと写ってます。こちらも5分程露出したら十分写りましたが敢えて10分で撮影してます。 こちらも初導入のNGC891。これは最初中々姿が出て来ず光害地ではムリ?とか思いましたがちゃんと出ました。うーむどれだけ優秀なんだ此奴は。ウチが望遠鏡と赤道儀使ってもムリなんですが。orz ホントはこの後にM31で試してみたかった撮影があったのですが雲が出始めたので…
SA GTi (StarAdventurer GTi)にちょっと長めの鏡筒を載せると, 天頂近くに向けるときに接眼部が三脚と干渉する問題があって, 102SEDをこれに載せるのはイマイチかもということになっていた. (天頂に差し掛かるM13を自動導入したら接眼部が三脚に接触してアラインメントが狂うとかTT) ちなみにカタログ的には, SA GTiを三脚とセットで購入するとこのように3/8"ネジで接続するハーフピラーがついてくる↓ うちにはSkyWatcherの安価な経緯台のAZ-PRONTOというのが1台あって, その三脚に付属しているハーフピラーと同じものだ. パイプの直径がわずか55mm,…
本州に比べると気温は低いですが、北海道でも気温が30℃を超える日が続いています。私の地域は昼間は晴天がありますが、日没直後から雲が増えてきてなかなか撮影チャンスが無い日々が約1か月以上続いています。今回は太陽と日没直後の月を撮影しましたのでそれを紹介します。そのあとは雲が増えてきて、他の天体撮影は次回となりました。それから、やっとZWO社のSeeStar_S50の出荷が始まったようですね。私が予約した製品は10月出荷となるとの連絡が代理店からありました。到着が楽しみです。 <撮影機器>鏡筒(ビクセン_ED81S【625mm】+NDフィルター+UV/IRカットフィルター)、経緯台(サイトロン_A…
誘惑に負け、胎内星まつりに参加してきました。4年ぶりの開催、自分は人生初の星まつり参加。 夜行バスで新潟まで運んでもらい、そこからレンタカーで1時間。家から会場までちょうど9時間かかりました。 暑い。。。 まじで超暑かった。。。 ブース紹介 KYOEI村 タカハシ村 ビクセン村 K-ASTEC、TOMITA村 SVBONY村 SS-ONE村 QHY村 UniStellar村 その他いろいろ 戦利品 最後に ブース紹介 KYOEI村 ZWO-KYOEIブースAM3やAM5、FF鏡筒シリーズ、2600MC-DUOなどが並ぶ。 AM3 + ASIAIR Mini + ASI2600MC DUO 話題…
M132023年7月24日 23:30-24:30 Light 60Sec*60(総露出 60分)SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II GAIN 180 offset 5 Bias 60 Dark 60 Flat 60QBPフィルター AZ-GTiUbuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS SV305 PHD2 Siril 1.2.0-rc1Background Extraction/Photometric clolor calibration 昨年 経緯台モードでM13を撮っていたのですが、…
M82023年7月19日 22:30-22:50 Light 60Sec*20(総露出 20分)SkyWatcher EVOSTAR 72EDIIPlayerone Neptune-C II GAIN 180 offset 5 Bias 20 Dark 20 Flat 20QBPフィルター Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS PHD2 Siril 1.2.0-rc1Background Extraction/Star Processing/Photometric clolor calibration 7月19日(水)の帰宅途中の電車の窓から晴天…
夕景 月(右上)と金星(左下) 7月20日 (91mm F6.3, 1/125秒, ISO1600) 宵の明星の高度もだいぶ低くなってきました。 夕月 月齢2.7 (270mm, F10, 1/400秒, ISO10000) 金星 15cm反射式経緯台拡大撮影(7620mm, F50.8, 1/80秒, ISO 2500) 地球に近づいて見かけも大きくなってだいぶ欠けてきました。 暗くなってくると、南天にはサソリ、東天には夏の大三角が名古屋の町の光に埋もれつつも輝いています。土日になると近くの長島スパーランドの打ち上げ花火の音が賑やかになります。 コアジサシ 7月21日朝 朝の田回りで出会いま…
はじめに 前回はリモート観測所を建設するまでの流れを、これからやってみようかという方向けにざっくりと一通り説明してみました。いかがでしたでしょうか? 観測所の運用も半年ほど経ち、機材も安定してきましたので、あまりほかのブログでは触れられていない情報として、PlaneWave社の赤道儀について取り上げてみたいと思います。PlaneWave社の赤道儀はまだ国内の利用実績が比較的少なく、特にLシリーズは魅力的なスペックを持ちながら、導入検討した2022年夏の時点では参考になるブログも見当たりませんでした。また、国内正規代理店が見つかりませんでしたので、海外販売店を手がかりに情報収集してきたのは前回の…
カラスウリ(タマズサ)の花 日が沈むのを待って花を開きます。日没30分後。 咲いている様子 倉庫の柱に巻き付いています。花は一斉に開きます。 不思議な形 顔を近づけると少し香りがします。この香りに誘われて蛾の仲間が来ているようです。暗闇で種類まではわかりませんでしたが、スズメガの仲間の様でした。花びらのひげには虫を誘う役割がありそうですが、触るともっと臭いがするのかな?それとも動く?今度触ってみようかな・・・でもなにやらどこかに引き込まれそうな気もします・・・ご用心 もう一つ 宵を待ち開く マツヨイグサ 畑のくさはらの中でポツンポツンと咲いてます。花は違いますが、宮沢賢治のポラーノの広場。 マ…
前回記事の続きです。 r77-maabow.hatenablog.com 今回は、タイトルに記載した通り久々にAskar FMA135をメイン鏡筒として撮影した画像について紹介します。 FMA135の使用状況と今回の被写体 FMA135は、昨年5月にスカイメモSを購入した直後にメイン鏡筒として2度ほど使って以降、惑星などが○○と接近したときや彗星など何等かのイベントがあった時に数回撮影した以外は、ほぼガイド鏡として使っていました。非常に良い鏡筒なのにちょっともったいない状況が続いていたので、そろそろFMA135をメインで使おうと考えていたところに、いい具合に今回梅雨の晴れ間が訪れてくれました。…
ここ2か月以上ブログを書くのをサボっていました。天文活動をしなかったということではなく、晴れた日にちょくちょく撮影を行っていました。主にテスト撮影を行っていたのでネタが無かった訳ではありませんが、その内容はまた別途記事にするとして、今回は6月16日の夜から18日明け方にかけて撮影した内容について記載します。 因みに、この日は梅雨の最中というのに新月期で週末に快晴というとても貴重な2日間でした。多くの地域で天候が良かった様で、Twitterでは「#天文なう」がトレンド入りするという珍事(?)もありました。 2日間の撮影で画像も10枚ほどあり、1つの記事にすると長くなるので数回に分けて記載したいと…
先週末、数年ぶりに星仲間と星見で茨城県北部の花立山の花立自然公園に行きました。 幹事さんの行いなのか、梅雨真っ只中の束の間の晴れ間、これが本来の五月晴れ、になって夏の天の川もよく見える星見となりました。 Unistellar、ニコンが協業したデジタル天体望遠鏡「eVscope 2」を持ち込んだメンバーがいて、インターバル撮影中に色々自動導入してもらいました。以前、品川の街中で見せてもらったことがありますが、空の暗い場所では初めてです。 「回転花火銀河」M101を導入してもらいました。電視操作中のタブレット画面のコピーです。 数秒露出(経緯台なので)を繰り返してスタックして9分露光したものです。…
日々試行錯誤の天体撮影なんですが、この没頭できる時間が私にとって貴重な楽しい時間です。今回は、試行錯誤の末たどり着いた、ポタ赤による天体導入方法の紹介です。 スカイメモのようなポータブル赤道儀には、赤経・赤緯の目盛り環がありません。また、赤経軸の1軸モーターなので、天体の自動導入もできません。望遠鏡で見えない天体でも、明るい星(馬頭星雲であればオリオン座アルニタク)と同じ写野に入るか、M42のように特徴的な星(三ツ星)のすぐ近くにある天体であれば、簡単に導入できるのですが、例えばバラ星雲や、多くの銀河の場合はそうはいきません。 今日は、まず一般的な赤道儀に付いている、「1.目盛り環を使ったやり…