Docking. ドッキング
Joining. ジョイニング
Connect. コネクト
ラセンウジバエ。 このハエはとても厄介なやつで、あたりかまわず産卵するものだから、穀物やら家畜やら腐り落ちてしまい尋常ではない被害を齎した。 でも、今は聞かないでしょう。実はなんと、もう根絶されている。 この方法というのが面白い。10億匹の不妊のハエを全世界に解き放つことで、ハエの子供を産ませないという選択を取ったのだ。 一見机上論にしか見えないこの手段は、「1生1度しか交尾しない」というハエの性質も相まって莫大な効果を発揮し、文字通り"世界を救う"行動となった。 薬物にも似たようなものがある。あるというか、もはや日常的に使われるレベルで存在している。 競争的阻害薬といって、酵素の活性部位に結…
なんとも日本的な結び。 紐やコード、ロープなどでモノを纏めたり固定したりするときは結びが使われる。紐を互いに引き締め合うように絡めることで摩擦抵抗によってその状態を保つことができるのが結びである。言葉で書くとややこしくなるが、日常生活の中ではさまざまな結びが使われている。その姿はシンメトリックなものが多く、造形としてもきれいである。 日本で「叶う結び」と呼ばれている結びはその名のように、その結び中に「口」と「+」が表側と裏側に表れている美しい結び方である。ネットではJapan Square Knotという呼び方も散見される。2本の紐を結合すると言うよりも紐の途中に輪を作る際などに使われている。…
本稿は、2022年11月8日、早稲田大学文学部教室にて開催された川口大三郎君没後50年記念集会において最初に短い版が配布された。その後二週間後に、大幅に加筆されて第一文学部を中心とする関係者に回覧され、種々のご意見を頂きそれが反映された。それを更に公開用に推敲してまとめたのがこの最終版である。映画「ゲバルトの杜―彼は早稲田で死んだ」の特別上映&シンポジウム(@早稲田奉仕園、2024年5月5日)において配布した10頁の「映画『ゲバルトの森』に寄せて」は本稿の要約版である。(2024年5月) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「X団」顛末記―樋田…
アンドロゲン結合タンパク(ABP)について、アンドロゲンは雄性ホルモンの総称だと思うのですが、ABPは単一のタンパク質で雄性ホルモン全般に結合するのでしょうか?それともABPもテストステロン結合タンパクといったように個々に機能が異なるタンパク質の総称なのでしょうか? という質問がありました。 ABPはテストステロンとジヒドロテストステロンという2つの男性ホルモンと17β-エストラジオールという女性ホルモンに対して親和性が高いタンパク質です。(特にジヒドロテストステロン[強い男性ホルモン]に対する親和性が高い)なお、ABPは性ホルモン結合グロブリンという、性ホルモン全般に結合するタンパク質とよく…
# df1 と df2 を 'aaa' 列で結合するmerged_df = df1.merge(df2'aaa', 'ddd', on='aaa', how='left') # 'ccc' 列を 'ddd' の値で更新するmerged_df['ccc'] = merged_df['ddd'].fillna(merged_df['ccc']) # 不要な 'ddd' 列を削除merged_df.drop(columns='ddd', inplace=True) print(merged_df)
構造解析されたタンパク質と他のタンパク質、ペプチド、核酸との相互作用は、分子メカニズムを理解するための鍵となる。PPI3Dウェブサーバーは、前処理されクラスタ化された構造データを照会し、結果を解析し、タンパク質相互作用について相同性ベースの推論を行うことを可能にする。PPI3Dは3つの相互作用探索モードを提供する:(i) クエリと相同なタンパク質の全ての相互作用、(ii) 2つのタンパク質またはそのホモログ間の相互作用、(iii) 特定のPDBエントリ内の相互作用。このサーバーでは、同定された相互作用を要約と詳細の両方で対話的に解析することができる。これには、タンパク質注釈、構造、界面残基、対…
『異星人遭遇事件百科』 (郡純)(太田出版)(1991年) <星座の名前は知的生物の姿?> ・星座の名称はこれまで単純に「星の形」とのみ関連付けて語られてきたが、近年その常識に見直しの気運が高まっているのは周知の事実である。 ・星座の名称の由来は星の配列を似た動物にあてはめたとされるが、はたしてスバル(牡牛座)やシリウス(狼犬座)の配列が牛や狼の形に見えましょうか?これは他の星座すべてにいえることだが、(中略)星座の名称とは、その星座における代表的な知的生物を表現しているのではあるまいか?そして牡牛座と狼犬座の知的生物は、その名称通り「牛」と「狼」のような風貌をし、しかも、古くから交流があり、…
漿液半月ができる過程において,粘液細胞が標本作成の過程で膨張するため,漿液半月が形成されると,ジュンケイラ組織学で表記されていました。なぜ,粘液細胞のみが膨張するのでしょうか??粘液はリゾチーム,漿液はアミラーゼが主に含まれることが関係しているのでしょうか?? という質問がありました。 『S Yamashina, H Tamaki, O Katsumata. The serous demilune of rat sublingual gland is an artificial structure produced by conventional fixation. Arch Histol C…
胸腺における正の選択はどのような意義があるのでしょうか。 という質問がありました。 T細胞は表面のT細胞受容体(TCR)で自己・非自己を認識するわけですが、TCRが結合することができるのは、自分自身のMHCに結合した異物の断片なのです。したがって自分自身のMHCに結合することができないT細胞は役立たずとしてアポトーシスを起こして死ぬこととなります。 関連して、 胸腺における正の選択の意義について、オープンフォーラムの記載を読みましたが、 「T細胞は表面のT細胞受容体(TCR)で自己・非自己を認識するため、同一個体のMHCに結合できるように、ある程度自己抗原に反応性を有する必要があるが、その反応…
気が付けば結構な数になっていた「神経伝達物質に親しもう」シリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子、さらにはアレルギーの主要因といえるヒスタミンや、リラックスに重要な副交感神経系を司ると同時に実は興奮性の作用もあったアセチルコリンを経て、前回は脳の中で一番量が多いといわれている、これまた基本的にはリラクゼーション効果のある鎮静・抑制作用をもつGABAについて触れていました。 今回は、前回のGABA記事でも触れられていました、GABAと完全に対となる、興奮作用のある物質、グルタミン酸を見てみるといたしましょう。 …
学生時代は、「マーケティング」という方法論自体は理解できても、「思想」としては受け止められなかったような気がしている。 自分の志向性として、「社会全体」を捉えたい、という知的衝動が先行していたため、「市場・社会への局所的アプローチ」を事とする「マーケティング」というのは、それにそぐわないと感じていたのだ。 というより、まだ、自分自身で、「市場・社会にどうアプローチしたいのか?」という方法論や武器そのものを持たない以上、「マーケティング」という方法論を与えられても活用のしようがなかった、というべきだろう。 (また、データに関する思想や環境も、依然発達途上の時代でもあった) また、「マーケティング…
こんにちは。今回は、2023年5月に発売されてから大ヒットしている『言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか』(中央公論新社)をご紹介します。この本は、認知科学者の今井むつみさんと言語学者の秋田喜美さんが共著で書いた、言語の謎に挑む探求の旅です。言語とは何なのか?なぜ人間はことばを持つのか?子どもはどうやってことばを覚えるのか?言語の起源と進化はどうなっているのか?人間とAIや動物の違いは何なのか?など、興味深いテーマについて、オノマトペとアブダクション推論という人間特有の学ぶ力を鍵にして、わかりやすく解説しています。 私はこの本を読んで、言語の不思議に驚きました。オノマトペというと、子ども…
ES6 Spread Operator: Unleashing the Power of Modern JavaScript 記事は上記記事を意訳したものです。 ※当ブログでの翻訳記事は元サイト様に許可を得て掲載しています。 JavaScriptはかつてはWebページのための単純なスクリプト言語と考えられていましたが、複雑なWebアプリケーションやサーバーサイドアプリケーションを構築するための強力なツールに進化しました。現代のJavaScriptの主要な進化の1つは、ECMAScript 6(ES6)の導入であり、この導入により言語構文と機能が大幅に強化されました。その中でも、スプレッド演算子…
プログラミング(機能修正) 参考 SQL プログラミング(機能修正) ■見積もり ・例 内容理解[0.4人日] 画面描画ロジック 設計タスク1[0.5人日] 実装タスク1-1[0.2人日] 実装タスク1-2[0.4人日] データ取得ロジック 設計タスク2[0.4人日] 実装タスク2[0.3人日] ■作る機能の目的を理解する(チケットの理解&プログラムの理解) システム自体の目的: 修正目的: ■設計 ・修正後プログラムの仕様を理解 ↓ ・現状のプログラムの流れを理解 ↓ ・修正後のプログラムの流れを考える ↓ ・修正箇所の洗い出し ↓ ・「メモ」「疑問」として上記をまとめる ■タスク洗い出し …
せっかくなのでもう少しネタを拾うことで記事数を稼がせていただきたい(笑)、「神経伝達物質に親しもう」シリーズ、四大幸福物質のドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンを経て、闘争物質アドレナリン・ノルアドレナリンの兄弟分子から、前回は、花粉症の原因として、大多数の日本人から蛇蝎の如く嫌われてしまっている可哀想な物質ヒスタミンを見ていました。 そんなわけでもう少しだけ我らがクリーブランド・クリニックのHEALTH LIBRARYから神経伝達物質のまとめ記事をお借りさせていたこうと思いますが、今回は、前回の記事中にも一言だけ登場していました、これも平和・安静物質として極めて有名な分子、ア…