もう何度も見てるけどいつ見てもプロットに感動してしまう博奕打ちシリーズ4作目の総長賭博を改めて。 まるでギリシャ悲劇のようだと三島由紀夫が絶賛したと言われていますが、義を重んじる任侠の世界に身を投じてきた男の悲哀と宿命を見事に描いた山下耕作監督の傑作だと思います。ヤクザの跡目争いを描いた作品は数多くあれど、周りの人物像を含め個人の思い入れが強く、全ての演出要素が90分の間に濃縮に詰まっています。 これ制作年度で言えばゴッドファーザーよりも前ですからね。見事。 あらすじは面倒なんでwikiから改訂しました笑 博徒一家の組長が倒れ、跡目に押された鶴田浩二は外様である事を理由に辞退、その兄弟分で服役…