このタイトルでお読みになられる方はマニアックな方で説明不要と思いますが(笑)、そうじゃない方も若干いらっしゃると思いますので簡単に説明します。 【高地性集落】弥生時代中期、紀元前1世紀頃から平地より高い山頂部や斜面に集落が形成されるようになります。弥生時代全般としては、吉野ヶ里遺跡で有名になったムラを囲って濠をもった環濠集落がありますが、それとは異なります。高地性集落がなぜできたかについては、山城であるとか、焼け土があることから狼煙を上げていたとか、軍事的性格で説明されてきました。過去には魏志倭人伝にある「倭国大乱」の影響と言われていたこともありました。瀬戸内にあるのは、航行する船を監視が理由…