以下は、奈良高畑教会の機関誌『羊群』(2024年12月発行)に発表した文章です。 ~~~~~ 「恵み」と思い出す聖句は、何と言ってもあれ、です。 「ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです」(ローマ3:24)。 キリスト者になり、聖書を読み、神の教えに直面します。すると神の教えを守らなければならないという意識が生じます。神の教えを守り、神に認められる信仰者にならなければならないと考えます。私は牧師として働いていた時、牧師として直面する色々な課題の中で、一つ一つの課題を誠実に果たさなければならないと考えます。この「しなければならない」という発想はキリスト者…