時間と愛についてのほろ苦いラブストーリー。 梶尾真治先生*1といえば多くの人は映画化された『黄泉がえり』を思い浮かべると思うけど、おれにとっては本作みたいな短編集のほうが印象深い*2。梶尾作品の二大ジャンルといえばラブロマンス系とドタバタコメディ系になると思うけど、本書はラブロマンス系の作品を集めた短編集ということになる。 ちなみに[新版]とついていることからわかる通り旧版が存在している。 美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA) 作者:梶尾 真治 早川書房 Amazon この短編集に一作を追加収録したのが本書だ。もちろん旧版のほうも読んでいるから初読だけど再読…