迂闊に呪われた本を触り、取れなくなってしまいましたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「そう言えばこの手があるかもしれないーリ」 「なに? 早く教えて!」 「解呪の呪文を使う―リ。それ以外に方法は無いーリ。誰か使える人はいる―リ?」 「な? 私はそれは覚えてないなあ」 「市田さん魔法は得意じゃなかったのお?」 「確かに得意ではあるし、あの魔法は【可能】だけど……【可能】だからこそ嫌なんだよお?」 「何が可能なのよ!! で? 可能だから嫌だ? 何なのよお!!」 「おうよ! 呪文は【可能】だけど、そうしたら【発動しない】から嫌なんだよお。私の法則を完全に無視していて嫌なんだよお」…