数学において、 群(ぐん)とは、「この範囲では自由に掛けたり割ったりの計算ができる」という範囲(集合)を表す抽象的な概念である。 環とは、二つの二項演算(加法と乗法と呼ぼう)によって定まる代数的構造を備えた集合であって、整数のような性質を持つものである。 体とは、四則演算のできる代数的構造を備えた集合であって、有理数や実数や複素数などの全体が代表的な例である。
環であるが体ではない例として整数全体の集合*1や2次正方行列全体の集合*2が挙げられる。
*リスト::数学関連
*1:1以外の元は、積に関する逆元が存在しない
*2:非正則行列は、積に関する逆元が存在しない