私は高齢者医療をやりたくて、医学部に入りました。 そしてその思いは変わらず、卒業後は大学病院の老年科というところに所属しました。 数年経ち、思いは強くなるばかりですが、今はそこからは離れた場所にいます。 卒後数年、大学病院の病棟や外来で働き、頭の良いとされる方々の下で、研修医として学びました。しかし、「この人とは同じ考えや目標を持ってる!」と思える人にはついぞ出会うことはありませんでした。これは結構がっかりでした。高齢者医療の粋が集まった場所にすら、私の居場所はないのか、私が叶えたい夢を理解してくれる人はいないのか、と思いました。 そしてもう一つ残念なことがありました。高齢(患)者に対して大学…