「スタグフレーション」とは、景気後退と物価上昇が同時進行する経済現象のことを言います。 「職業的スタグフレーション」は、デイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?」(きこ書房 2001年)で用いられた著者独自の名称です。経済現象のスタグフレーションに見立てて、ビジネスパーソンレベルで「退屈」と「不安」が同時進行している様子から、このように名付けられたものです。 ビジネスパーソンたちは、さしてやりたくもない仕事をし、同時にその仕事を失うことも恐れていると、述べられています。真面目に一生懸命働いているのに報われない、その不満を漏らすと「仕事があるだけいいじゃないか」と言われてしまいます。 問題は、平均…