我が家の常備薬「炭酸」画像出典:井上清助商店 わたしの父は、芋などを食べると、しきりに『胸が焼ける』と言っておりました。わたしは、子供ながらにその言葉を理解しようとしていましたが、相当な大人になるまで知らず仕舞いでした。が、それは、腸は弱いものの胃は非常に丈夫だったことから、胸やけを体感することが殆ど無かったからなのです。 ところが、30歳代半ばになると流石に、胸焼けとはこの事かと分かることが増えて来て、また、父がその時に家にあった「炭酸の白い粉」をスプーンにすくって粉薬の様にして飲むのを見かけたことがありました。それを飲むと、間もなく 『ゲフッ』 とゲップを出すと、胸焼けがすっと治まるらしく…