石川県にかつて存在した鉄道路線の一つ。
廃止時にはのと鉄道の路線。穴水−蛸島間 61.0km。非電化単線。
廃止直前のダイヤでは概ね2時間に1本、普通列車のみの運転。全線の所要時間は約100分。七尾まで七尾線に乗り入れる列車が多く、他に珠洲−蛸島間の区間列車も設定されていた。
1959年6月に穴水−鵜川間が国鉄能登線として開業したのが始まり。能登線はその後1960年4月に宇出津、1963年10月に松波、1964年9月に蛸島まで開業して全通した。
JR化後の1988年3月25日、第三セクターのと鉄道に経営が引き継がれた。
乗客の減少によるのと鉄道の経営難から、石川県は能登線を廃止する方向で検討を行っていた。沿線自治体からは存続を求める声もあったが、2004年3月ののと鉄道取締役会でバス転換が決定し、2005年3月31日限りで廃止された。