「腎」は体の中で最も大切な臓器の一つ。腎精とは、生殖や成長・発育、ホルモンの分泌、免疫系などの基本的な「物質」であり「生命の源」と考えています。「腎精(じんせい)」とは命の火が燃えているところの「薪木」のようなものであり、腎精の不足は、不妊症や精力の減退、更年期障害、骨粗鬆症、排尿トラブル、脱毛、健忘症、聴力の低下といったさまざまな不調や老化現象になりやすいです。
おはようございます。薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。 今日はお盆前の土曜日8月12日です。土屋薬局は本日は午後6時までの営業、来週もお盆休みなく多少、早めにしまるくらいで営業を続けますので、どうぞよろしくお願い致します。 さて先週に嬉しかったことは、40代のお客様で子宮内膜症、そして子宮筋腫も3センチで1個あるお客様が初めての胚移植で、しかも初期胚の新鮮胚移植での陽性反応、妊娠反応をもらったというお電話をいただいたことです。 県外で相談されてから、県内に偶然にも引越されまして、最近は実際にお顔をあわせて相談してこちらも気持ち、力が入っていたのでとても嬉しい報告でした。 そのほか、もう…
「妊娠力アップの身体づくり」のセミナーのお客様から嬉しい妊娠報告を頂戴しました! とても暑い山形ですが、先日の「妊娠力アップの身体づくり」のセミナーに来店していただいたお客様がいらっしゃいました。 ずっと長いこと漢方のお客様の常連様をされていましたが「妊娠3ヶ月です」と嬉しいお言葉を聞いて感動していたところです。 嬉しいですねー こうして妊活セミナーにも参加されて、参加したあとにご自身の妊娠を教えてくれて、喜ばしい限りです。 漢方薬は養血調経と補腎精の2種類でした。 今日に母子手帳をもらってきたとのことで、途中お昼の休憩から帰ってきた妻と2歳の息子も混ざってとても賑やかで楽しいひとときでした。…
⇒【公式】クラシエ 漢方八味地黄丸 八味地黄丸は、8種類の生薬が配合された漢方薬で、体を温めて体全体の機能低下を改善する効果があります。具体的には、次のような効果があります。 「気」「血(けつ)」「水(すい)」を増やし、めぐらせることで、頻尿や軽い尿もれ、残尿感、夜間尿、排尿困難などの尿トラブルを改善します。 腎の機能を補って水分代謝を改善し、むくみや高血圧に伴う随伴症状(肩こり、頭重、耳鳴りなど)を改善します。 腎精を補って生殖器の機能を高め、陰萎や腰痛などを改善します。 アルドースレダクターゼ活性を阻害して血糖値の上昇や腎障害を予防し、糖尿病に対する効果があります。 骨代謝を促進して骨量の…
昨日の3月16日はお客様の2名の妊娠報告ごありました。 午後1時のお客様は私こと、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎の指名で昨年の令和4年7月23日からの子宝の漢方相談をしています。 高度生殖医療の体外受精までステップアップして2回したけど陰性が続き、着床しなかったというご相談でした。 1回目は卵の成長が止まって戻せず。(アンタゴニスト法) 2回目は3日目で戻して陰性(クロミッドを使いました) 3回目の体外受精をどこでするか思案中です。 「卵子の質を上げていきたい」 お客様の年齢は39歳でした。 とても大切な漢方相談ですのでしっかりとご相談させていただきました。 補腎精のものを2つお勧め、ご…
先月、胃内視鏡検査をしました。 私は長年の過食嘔吐のせいで「逆流性食道炎」があり その治療薬「タケキャブ」を服用していました。 年に一度の検診は欠かせません。 このタケキャブは 「逆流性食道炎の症状を抑えるナンバーワン治療薬」という薬です。 私はこのタケキャブ歴も長く、 10年まではいかないかな? でもそのくらいの間服用していました。 基本的に長期間継続して服用できない薬のようですが、 私のようないつまでも症状が緩和されない治療困難な特例者には、 長期間服用が許されているようです。 そんな強い薬でした。 過食嘔吐をやめてからも、 胃酸が上がってくるような不快感や、ゲップ、胸焼けは継続していて …
こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。 今回は最後の臓腑の腎と膀胱のはたらきについておはなしします。 まずは腎から。 1 腎は生命を維持するエネルギーを貯蔵する (=精を蔵する) 生命を維持するエネルギーのことを中医学では “精(気)・せい(き)”といいます。 この精気は腎精ともいい、 成長・発育・生殖 に深くかかわっています。 腎精によって成長していきますし、 また貯まっている腎精が減っていくことが老化になります。 2 腎は水分バランスを管理します (=水をつかさどる) 腎は脾や肺と協力して、体内の正常な水液のバランスを維持しています。 また不要な水を膀胱へ送り尿として排出し…
いつまでも鮮明に心に残っている言葉がある。あれは、私が鍼治療をはじめて受けた20代半ばの、隠れ家のような小さな治療所での先生が発した力強い一言だった。「あなた、まずは身体よ」。それ以来私は、自分自身に、そして私の患者さん達にも、おりにつけ呪文のように唱えてきた。 ねえ、まずは身体よ! 今回は、その身体を作るキホンのキである 腎 について考えてみたい(太字は東洋医学用語)。 西洋医学でいう腎臓は実質臓器をさし、泌尿器系と副腎をふくむ内分泌系の働きをになっているとされる。これに対し東洋医学でいう腎は、自然界の種(タネ)に匹敵するといわれる。植物の種(タネ)にはその生命体のあらゆるポテンシャルが内蔵…
東洋医学では、身体の五官と五臓には密接な関係があり、五官の働きを観察することで五臓の健康状態を知ることができるとされています。 東洋医学でいう五官とは、口、目、耳、鼻、舌のことで、五臓とは、心、肝、脾、肺、腎のことです。 『黄帝内経』では、心臓は舌を、脾臓は口を、肺は鼻を、肝臓は目を、腎臓は耳を開くとされています。つまり、五官の異常を観察することで、心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓の病変の可能性を知ることができるのです。 耳は腎臓の窓 腎気は耳とつながっていて、腎が調和すると五音を聞くことができます。つまり、腎の気が十分ある人は、よく聞こえるということです。病態としては、腎精(生命エネルギー)が不足…
第4弾になる今回は東洋医学における五臓六腑の機能や働きについて説明します。臓腑の概要 前の記事でも説明した通り、臓腑はその性質と機能から六臓六腑に分けられています。六臓が肝,心,脾,肺,腎,心包であり、六腑は胆,小腸,胃,大腸,膀胱,三焦です。 臓腑の簡単な分別法は、臓が根本的な体調の調節に、腑が食物の受納と排泄に関与するものと考えてください。 ちなみに臓でもなく腑でもない特殊な臓腑を奇恒の腑といい、それには脳,髄,骨,胆,子宮,脈などが含まれています。前回の記事はこちら↓ donngy.hatenablog.jp 目次 六臓の機能と働き 肝の機能 心の機能 脾の機能 肺の機能 腎の機能 心包…