膵臓癌当事者の日記

2024.11.27 きょうは通院でゲムシタビンBSの点滴。化学療法３クール目が始まった。 点滴の前に血液検査をし、結果についてドクターから説明があった。 ・血栓Dダイマーの数値はだいぶ下がっている。 ・腫瘍マーカーCA19-9は先週より約100下がって329.7、順調に下がっている。目標は100なので、下がりが不十分ならS-１を増やすか点滴に変えることもある。 ・気になるのは肝機能の数値が上がっていること。胆汁の流れが悪くなっている。今週は腹痛が２回あり、１回はその後高熱があった。ステントの状態が悪くなっているのかもしれない。今後高熱があったときは、家の近くで診てもらえるところを探しておいた…

2024.11.26 きょうはきのうと打って変わって、朝からどんより気分が落ちるような日だった。 朝の散歩に出たら途中で腹痛が起き、引き返した。腹痛は嫌な展開しかないので、朝食後は布団に入って静かに寝ていた。友人とランチをすることになっていたが、自信がなくなりお茶に変えてもらった。 午後にはだいぶ元気になり、迎えに来てくれた友人と近くのカフェでコーヒー。雨が降り出していたが、ついつい2時間もおしゃべりをしてしまった。病気と関係のないおしゃべりは楽しい。こういう時間は必要だ。 夕食に作ったキノコカレー、人に教えてもらって初めて作ったが、おいしかった。 それできょうは差し引きプラスの日だった。終わ…

2024.11.25 きょうは秋晴れの気持ちのよい日だった。おまけに体調もとてもいい。それでゆっくりだが３０分ほど自転車をこいで、植物園に行った。 紅葉はいくらかしているものの今一つだったが、間もなく終わる秋バラが色鮮やかに咲いていた。上まで登るのはしんどいので、中腹にあるポカポカ陽の当たる見晴らしのよいベンチで、しっかり日向ぼっこをし、満足して帰ってきた。去りゆく秋を満喫した。 帰ってからも熱を出すこともなく、お腹がすいておやつをおいしく食べた。最高の一日だった。

2024.11.24 経済アナリストの森永卓郎さん、病気らしいとは知っていたが癌とは知らなかった。 初めは膵臓癌ステージ４、余命数か月と診断されたが、結局原発不明の癌だそうだ。手術はできず、自由診療の免疫療法などを受けてほぼ１年。毎月１００万円ほどかかっている。体重は減ったものの、精力的に仕事ができるくらい体調はいい。医者には驚かれるが、癌にはまだわからないことがいっぱいある、とご本人は言う。 よく治療をする暇がある、と感心するくらい仕事に没頭しているらしい。それが生きるエネルギーになっているのだろう。 いろいろな人がいて、いろいろな癌との向き合い方がある。自分の選択をしていかなければならない…

2024.11.22 癌細胞はがんばっているらしく、熱がなかなか下がらない。午後になると３８度超え。きのうよりはましで朝の散歩に行ったし、日中は時々起きて家の中でごそごそした。元気が出ないだけで辛いことはないのだが、思うようにならない。布団の中で気楽に読める本を読んでいる。世話をしてくれる家族は大変だ。感謝。

2024.11.21 きのうは調子に乗ってルンルンだったが、きょう早速しっぺ返しにあってしまった。 私の病気が分かったきっかけは、２か月半前の急な腹痛だった。同じ腹痛が昨晩起こってしまった。息をするのもつらいほどの腹痛だが、1時間ちょっと続いたのだろうか、いつのまにか寝てしまったらしく気がついたら目が覚めた。 きょうは体はだるく、１日中寝ていた。昼間は38.6度くらいの熱が続いた。いくらでも寝られる。ほかに気分が悪かったり、痛かったりがないのがありがたい。あすには下がってほしい。ほんとに１日先のことがわからない。

2024.11.20 きょうは久しぶりの腫瘍関係の診察日。これまでの血液、ＣＴ，ＭＲＩ検査の結果の説明と今後の方針について。 ＣＴ，ＭＲＩでは肝臓、肺への転移は今のところみとめられない。膵臓の嚢胞性腫瘍が門脈を押しているので門脈が狭くなっている。門脈への浸潤はないようだ。ただ腫瘍マーカーの値が大きい（正常範囲が0～35.4のところ428.5）。でも２週間前と比べると３分の２になっている。化学療法が効いている。血栓の数値も下がりつつあり、こちらも薬が効いている。 外科と検討した結果、あと２～３クール化学療法を続け、マーカーの値が100を切ったら手術をする。 ということは手術は早くて１月下旬以降？…