臨済録 取り上げた禅語は 「病は不自信の処に在り」 これだけではわかりません。 病気は気弱になるからだという意味ではないです。 以下南嶺管長のお話をメモしました。 この場合の「病」とは 欠点のこと。 修行しても上手くいかない欠点は、自らを信じ切れないから。 では、何を信じるか。 「自身是れ仏、此の心即ち是れ仏心」 ということを信じ切れていない。 明日が来ることは信じているから安心して夜休むことができる。 でも自分の仏心は信じ切れない。 信じる能力が偏っていることを見いだすために、座禅をする。 私たちは普段正しい判断をしていない。 自分中心の考え方しかしていない。 この自分中心で競争したり妬んだ…