はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と五十七 「ジブンガ ジブンデ ナクナル」 本意ではないが、致し方なく、そういう自分にならざるを得ない、ということも、ひょっとしたらあるのかもしれない、と、ほんの少し角度を変えて、徐(オモムロ)に語り始めたAくん。 おそらく、マインドコントロールからのAくん独特の展開なのだろうけれど、残念ながら、俄(ニワカ)には、その言葉の真意を理解できないまま、とりあえず、とにかく聞くことに専念しようとする、私。 「仕事がなくなる」 えっ? 「生活が儘(ママ)ならなくなる」 ん? 「自分が自分らしいままでは、生きていけない」 ん~。 「先ほどのマインドコントロール…