この本はいい。とても実用的だと思う。 ①「休息は『動かないこと』ではない」と著者は言う。「坐り込まずに動いたほうが急速になる」。「休む」ということの内容を考え直したほうがいいという提案だ。 交感神経も副交感神経も共に高く維持されているのがいいのだそうだ。「『休息』は、副交感神経の働きを戻して自律神経の働きを整えること」なのだ。 この下りで、「交感神経も副交感神経も(両方が)低い人は体力がなく、非常に疲れやすい」とあったのを、自分のことだ! と思った。ハイになって機動力が高まることもまれにあるのだが、往々にしてその反動で疲れ切ってしまう。人生のある時期には気力も体力も枯渇してしまっていた。この一…