シリーズ(7)では内政重視の平和外交=軟弱外交で悪化した財政を立て直すために緊縮財政(軍縮)をすすめ、複雑化する中国の混乱に不介入を貫いたことで、枢密院や陸軍の不満が高まっていった。昭和恐慌の対応で失敗し、与党の憲政会が下野し、政友会が与党となり、昭和恐慌の対策を講じた。(8)では不穏な中国大陸情勢に対して与党になった政友会は積極外交を選択し、居留民を守るために出兵したが済南事件が起こり、国内世論は中国への批判が高まる中、蒋介石に負けた張作霖が満州へ帰る途上で陸軍に爆殺された。張作霖は当時の首相田中義一とも顔見知りで、田中の呼びかけに応じて帰途する途上で陸軍に爆殺されたことにショックを受けた田…