「自治労の正体」森口 朗<所感>全日本自治団体労働組合こと”自治労”は地方公務員の労働組合。労働組合の定義は「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体」ではあるが、本書では労働組合という隠れ蓑を被って問題点を指摘している。(ちなみに指摘といっても、公務員は税金で飯を食っている。だからそもそも公務員の賃金上昇がけしからんと、いうような俗的なものではない)一番の問題は2章だろう。公務員と言う限りなく守られた立場において過激派を排除できない。もしかするとそもそも排除しようとしていないのかも。(しかしこの種の過激派というのは国鉄時代の労働組合に通じるも…