「自白は証拠の王様ではありません」 これは私が中学の社会の先生から教えられた格言です。ウソで自白だってできますし、強迫されて自白する人も過去の歴史に山のように存在しています。情けない過去を白状しますが、私は子どもの頃、ある大人に間違って犯人だと確信され、自白を強要されたことがあります。経験した人は分かるでしょうが、悔しくて仕方なく、一生消えない心の傷として今も残っています。その大人を憎むだけでなく、その時に助けを求める相手がいなかった環境も憎んでいます。 残念ながら、日本では「自白が証拠の王様」の時代が現在まで続いています。検察側が徹底的に容疑者に自白を強要します。「アメリカ人のみた日本の検察…