今月の歌舞伎座公演も幕が開き一週間程過ぎた時、歌舞伎界に激震が走った。松嶋屋倒るの報には、播磨屋の事があっただけに、本当にその病状が心配された。息子の孝太郎がブログを更新し、「今すぐ命どうこうと云う状態ではない」とコメントがあったので一安心だったが、何せ八十歳近い高齢。播磨屋の早すぎる死も無理がその遠因ではないかと推察されるだけに、ゆっくり静養して欲しいと思っていた。十日間程の休演で復帰した様だが、SNSでの書き込みなどを見ると、まだ足腰が辛そうとの事。くれぐれも無理だけはしないで欲しいものだ。 そんな中で歌舞伎座二部を観劇。客席は大入りと迄はいかないがいい入り。幕開きは「河内山」。筆者が観た…