花は昆虫に受粉を手伝ってもらうために、よく目立つ赤、黄、白などの色をしています。緑の葉の中でこれらの色の花が咲いていると遠くからでもすぐに見つけることができます。さらに花は受粉を確実にできるように、人の目に見える可視光だけでなく、紫外線も使って虫を呼び寄せています。花には紫外線で見える模様があり、蜜や花粉のありかを虫に知らせています。 ミツバチの目は紫外線、青、緑に感度の高い3種類の視細胞を持っています。ミツバチは人が見える赤い光が見えない代わりに、人が見えない紫外線が見えているのです。また、モンシロチョウには紫外線、紫(菫)、青、黄緑、赤、暗赤に感度の高い6種類の視細胞があります。モンシロチ…