第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞と読者賞を受賞した作品です。 江戸は吉原での遊女のお話。 安達祐実さん主演で映画化されています。 // リンク 花宵道中 感想 花魁のお話なので作中に性描写があるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、女性作家のためか、きれいで切なく描かれています。 何人かの遊女が出てきて、それぞれに違う個性がありみんな素敵なのですが、私は「朝霧」が好き。 情景や着物の柄さえもが・・・ふわぁ~っと浮かぶような見事な描写です。 その美しい描写と、暗くてじめっとした遊郭の雰囲気が、あまりにも対照的で引き込まれます。 女性(子供)が売られるという衝撃的な時代。 遊郭に売…