私:ここからは大きく話題を変え、歴史的なアプローチで「古九谷」に迫ろう。 N:え! もう芸術的なアプローチは終わりですか? もう少し……。 私:では、歴史的なアプローチを終えてから、締めっくくりにふたたび芸術的なアプローチから「古九谷」に迫るね。乞うご期待と言ったところで……。さて前田利常の「古九谷」プロジェクトが「古九谷」を誕生させた。スポンサーは利常で、プロデューサーが小堀遠州、金森宗和だ。、狩野だ。 N:プロデューサーとは? 私:茶人だな。利常は「芸術を利休の茶事の世界の完遂」と考えている。その方向性に基づいてスタッフを人選した。 N:スポンサー利常は? 私:現存する伝世の「古九谷」には…