明治時代の鎖国解除から戦争に映るまでの大きな変化の時期に日本を訪れる外国人たちによる日本の記録に関わる本は読んでてとても面白く感じます。 今回読んだのは、英国人写真家のポンティングが日本を何回も訪れて当時貴重・高価・大きいカメラを日本津々浦々持ち運び撮りためた日本の写真とその記録についての本です。 「この世の楽園」との意味合いを込められたタイトルは著者が日本の風景に感動して大きなカメラを持ち運び、当時今とは恐ろしく比べ物にならないくらい過酷な移動も含めて全国を旅して、あまりにも今の様子と変わらない感動を味わっていました。 英国人写真家の見た明治日本 (講談社学術文庫) 作者:ハーバート・G・ポ…