凝りもせず、何もないスーパーへ行った。何もないのはわかっているので、いつもは買わないクリスピークリームのドーナツ(3個で100ペソくらいの高級品)でも買っちゃおうかな、と思っていたらそれすらもなかった。美味しいお菓子という部門ではピンチヒッターすら存在しないこの国で、甘いものへ想いが空振りに終わった時の悔しさはどこにぶつければ。 放心状態で歩いていると、プラスチックのパックに入った苺コーナーの前でおばさんが苺を小泥棒していた。多分1パックいくらとかの苺なんだろうけど、他のパックを開けて苺をいくつか持っているパックに移し、満足げな顔で立ち去った。ああいうのを悪気なくやっちゃう感じがいかれてるなあ…