「 古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実 (NHK出版新書) 作者:荻野 慎諧 NHK出版 Amazon - 鵺の正体、鬼の真実」荻野慎諧 <所感> 古生物学者である著者が妖怪を考察する。 妖怪の研究と言うとオカルト視点や民俗学視点と様々だが古生物学の切り口は斬新。 鬼にはなぜ角があるか? 生物学的には角がある生き物は基本的に草食系。例えば鹿とか。 (樹液をなめる昆虫のカブトムシも肉食ではないのでの草食系) そんな考察からスタートするので否が応にも惹きつけられる。 ある対象物をいろんな視点で切り込む。 これこそが本来の多様性とも気づかせてくれる本とも言える。 <目次> 第1章 古生物学者…