学生時代に、親鸞会のサークルの部長をしていたことがあります。 2人の心に残る後輩がいました。 S君は2年下、A君は3年下、二人とも理系の学部で背も少し小さく兄弟のようでした。 四国出身のA君が1年生のとき「S先輩が自分の下宿で食事を作ってくれたんです」と嬉しそうにいっていました。 要領よく切り抜けてきた私とは異なり、2人とも学業優秀、純粋、品行方正、堅実、柔和で努力家という画にかいたような模範的な学生部員でした。 S君は、博士課程まで修了して優秀なエンジニアとなり、大手の研究所でも大きな業績を残し、海外でも評価されるようになりました。 多忙な激務の中でも親鸞会の聴聞を欠かさず、会長の目に留まり…