『迷路の外には何がある?』を読んでからというもの、 無意識の信念を変える、自己イメージを変える、 親や先生から刷り込まれた古い信念を手放し、 愛と調和に満ちた新しい信念へと変換するのだ、 みたいな方向へと、いつのまにか舵がブレていた。 それで、ダグラス・ハーディングの『頭のない男』を、 再読してみようとふと思い立ち、カフェで読み始めたら、 いきなり兄貴の声がバシーン、と頭の中でこだました。 「君はすでに捧げ切り、実相が明白になったのだから チマチマと信念を変えたり、解釈を捻じ曲げようとせず、 過去や未来のあれこれを全部〝私〟に捧げ切って、 落ち切った在りようの今を生きていればよい」 えっ?この…