この夏は長いな、と思っていた。 それでも、秋分の日が過ぎたら、めっきりとすずしくなった。 そして今は、積雪の便りである。 七月の下旬に、妻の母親が亡くなった。 自宅から歩いて3、4分のところにある病院に、5年間入院していた。 私は、毎日に見舞いに出かけていた。 すでに話すこともできなくなっていたが、声をかけると反応していた。 ところが、半年くらい経ったところで、コロナ禍になった。 面会はまったく、出来なくなった。 入院したのが、2019年夏で、コロナが表面化したのが、200年の1月か2月だった。 昨年の秋に、やっと月一回だけの面会が、予約制でできるようになった。 その制限が緩和されたのは、今年…