画像出典:Wikipedia 蓼の一例、いろいろな蓼の仲間がある 「蓼食う虫(たでくうむし)」は谷崎潤一郎氏の小説で、まあ面白いと思うが好き好き。ここでの内容詳細はどうでもいい。 そもそも、この小説題名は「蓼食う虫も好き好き」ということわざが念頭にあると思います。それで思い出すのは、谷崎潤一郎氏は、猫を複数匹飼っていて、そのうちの一匹だけをなぜかかわいがる。 それで、誰かが問うた。 『どうしてその猫ばかりをかわいがるのですか?』 すると、谷崎氏はこう答えたという。 『好き好きに理由はないよ』 と。 即ち、「蓼食う虫の好き好き」というものでありましょう。平たく言えば人の好み理由がなく、分からない…