(※ネタバレになっていますので、ご了解の上お進みください。) Ep:11は、基本的に『ヘンリー6世』(以下、HⅥ)準拠でありつつ、前半は『マクベス』オマージュ、後半は史料ミックスによって更に劇的にされているように思いました。 厩での密会について 厩で待つマーガレットのところに戻ってきたサフォークは、彼女を抱きしめ「グロスターは死にました」と告げます。吹雪のなかを戻ったサフォークの震えに気づいたマーガレットは、罪を犯したことを「怯えているの…?」と気遣います。細かい箇所ではあるんですが、ここもHⅥと対照させてみると面白い変換になっています。HⅥでは、暗殺の翌日、ヘンリーのところにやってきたサフォ…