非天夜翔 山には木があり 第14章 三年の約束: 夜になると、姜恒と耿曙は忙しく働いた。魚のうろこを落として鉄鍋に入れ、薪に架けて魚の吸い物を作る。項州はそばに座って、酒を2杯なみなみと注ぎ、1杯は姜昭の前に置いた。 耿曙はいつもの顔で、「俺がやる。お前は手を傷つけるな。」と言った。 姜恒は耿曙と一緒にいた。笑いながら、この魚は彼が釣ったものであること、項州がどのように彼を助けたのかなどを話した。耿曙は振り返って昭夫人と項州をちらっと見た。2人は火の近くに座って、話もせず、一緒に姜恒の後ろ姿を見ていた。 「私が教えた『砕玉心訣』は天月剣に匹敵する。」と昭夫人は遠くから言った。「お前は男だから、…