周防柳という作家の「高天原-厩戸皇子の神話」という小説を読みました。彼女の作品は「蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)」に続いて2作目で、漢字の読ませ方が独特ですが、飛鳥時代の話ですから訓読みが基本なんでしょうね。 高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集英社文庫) 作者:周防 柳 集英社 Amazon 蘇我の娘の古事記 (時代小説文庫) 作者:周防柳 角川春樹事務所 Amazon 厩戸皇子すなわち聖徳太子が古事記や日本書紀よりも前に編纂させたといわれる「国史(くにつふみ)・天皇記(すめらみことのふみ)」を題材としたもので、前作の古事記より更に古い話です。歴代天皇の名前をはじめとして耳慣れない単語が連続…