拗らせた承認欲求。鬱屈した自尊感情。なまじ能力があるばかりに理想と現実に苦しむ少女の話。 平安名すみれは幼少期からショービジネスで活躍してきた実力派! ただしそれはネタキャラ・脇役の需要であり「うっかり八兵衛」的ポジションだった。 ポテンシャルがあるからこそ高い地位を望んでしまい、それが少女を苦しめていたのである。 自分は一生輝けないネタキャラポジションを甘受すること、それが人生では最適解だが……。 本作品では主人公が「センターが欲しかったら奪いに来てよ!」と平安名すみれを滾らせる! それでも色々と言い訳がましく逃げようとするすみれに「じゃあ試してみてよ」と追い打ち。 競争の無いなぁなぁな仲良…