目次 1.帝国製麻琴似製線工場跡 2.麻生の沿革 1.帝国製麻琴似製線工場跡 新琴似から少し東側へ向かって麻生地区に移動。 目的地はかつて工場があった場所。 ここにあったのは帝国製麻琴似製線工場。 その名残となっているのは、道路に不自然に生えている一本の松の木。 明治時代、幕臣から新政府に任官した榎本武揚が北海道の開拓使長官であった黒田清隆に亜麻の種子を贈ったことが始まり。 1887年北海道製麻株式会社が発足。1891年新琴似番外地であった現在の麻生地区に製線工場が建設。屯田兵たちも契約終了による官給打切後、勤務するようになる。 この木が立っているのは工場跡ではなく、工場長の住宅跡。 工場の建…