幡野が常々主張しているところの核心はここにある。 医療者と、家族、そして患者の目指しているゴールが異なる。そして医療者が自分のポリシーや家族の意向を尊重してしまう今の日本では、吉田ユカの言う通り「安心して死ねる場所がない」ということなのだ。(西智弘『だから、もう眠らせてほしい』晶文社、2020) こんばんは。以前、理科の授業で地層をつくる実験をしていたときに、タイミングよくというかなんというか、地震が起きて即席の断層ができたことがありました。揺れを感じたときに「机の下に!」ではなく、思わず「断層ができるぞ~」なんてちょっと興奮気味に叫んでしまったものだから、教師失格です。子どもたちには「先生、…