西洋絵画における美女の描き方には、時代とともにいくつかのパターンがあるようで、8頭身のように頭を小さく描くのはかなり早い時期からのようだが、時代によっては美人の基準がぶよぶよに脂肪太りした体型だったり、背中から腰にかけてやたらと長く描いたり、モディリアーニの長い首など、平均的日本人だと自認している私には、なんとも理解できない表現を多く見かける。それぞれ理由があるようなのだが、こまめにメモをとっていないので、全部忘れてしまった。そこで今日は世界的美女として名高いレオナルド・ダ・ヴィンチの女性像と日本の画と比べてみようと思う。 モナリザの微笑み 白貂を抱く貴婦人 白貂を抱く貴婦人の手はモナリザより…