西研の「哲学の練習問題」という本の帯に、次のようなキャッチコピーが書かれていた。 「リアルに生きている感じのしない人、他者や社会とのつながりを感じられない人のために、もういちど世界を自分の流儀で捉えなおすための」 この本は十年ほど前にアマゾンで中古本を見つけて購入したものだ。その時は読んであまりにも普通のことを書いていると感じて、読み進めていなかった。ところが今日上記のコピーに引きつけられた。これぞ今読むべき本に思えた。「世界」がそれこそもう一度捉え直すものに思えたと同時に、世界と初めて接した大学入学当時のことが思い起こされた。ぼくは受験に通って、それまでの引きこもりから解放された開放感に天に…