あらすじ・概要 著者はイスラエルで日本語講師として滞在することとなる。イスラエルで働きながらも、イスラエル領内の各地を巡る。そこで目にしたのは、パレスチナ人への強い弾圧、差別、そしてイスラエルが抱える政治的矛盾だった。実際に見て、歩くことで、異形の国の空気感を暴き出す。 イスラエルの抱える矛盾とパレスチナ人たちの受難 著者がイスラエルに出発するとき、多くの人に止められるところから話が始まります。その人たちには各国に暮らすユダヤ系の人も含まれていました。戦争や人権侵害に反対するユダヤ系の人たちの、イスラエルに対する怒りを感じさせるエピソードでした。 アラブ系の人々でもガザ地区などの隔離された地域…