配電線にアーク炉や溶接機などのような変動負荷が接続されると,その負荷電流による電圧降下のために配電線の電圧が変動する*1。 この電圧変動が頻繁に繰り返され,照明の明るさにちらつきを生じる現象を電圧フリッカ(voltage flicker)という*2。 電圧フリッカとは,連続的に発生する短い周期の電圧変動。 家庭などの照明が明るくなったり,暗くなったりするチラツキが短い時間に繰り返される現象。 従来はアーク炉や溶接機といった大容量機器が主原因となっていたが,近年では太陽光発電用パワーコンディショナ― (PV-PCS) に起因するものも現れている。 フリッカの評価 電圧変動に対し最も敏感にちらつき…