第106首 幾重にも齢(よわい)重ねて生きるとも 終わりの見えぬ道は続けり 試験会場 「確実に努力を形にする姿勢 素直に尊敬、母似で良かったと思う」 ハングル能力検定5級 合格の連絡をしたところ 我が子から返ってきたラインの言葉 合格通知と同じくらいの重みを感じた まだ育つ糧となる背を 我が子に見せていられるのかなと思う 否、既に社会人として前を歩いている彼は 時々振り返って親を見ているのであろうから 真正面から見られていると言える 背筋を伸ばして歩いている姿を 少しでも永く見せたいと願う 1ヶ月前 東京会場Aに向かって流れていく人の群れ 一体どれほどの人が 午前の部(2級・3級・5級)と 午…