粉河寺で出会った千手観音さま 大乗仏教における「菩薩」とは、出家・在家問わず、お釈迦さまの教えを慕い、慈悲行を実践するすべての仏教徒を指す言葉です。 しかし、膨大な数の菩薩の中でも、特に修行がすすみ、大いなる慈悲の力で人々を救おうとする方々がいらっしゃいます。密教で重要な役割を果たしている普賢菩薩や、お釈迦さまの入滅から56億7千万年後に、仏(弥勒仏)として出現することが決まっているという弥勒菩薩、地獄まで降りてまで私たちを救おうとして下さる地蔵菩薩など、さまざまな"スター”の菩薩さまがおいでになります。なかでも、もっとも私たちに近しく、日々の生きる苦しみをあらゆる手段を使って救って下さろうと…