一字の使い方で、相手に与える印象が違ってくることがある。時には、一字の使い方を誤ったせいで、相手を、不愉快にさせてしまうこともある。 たとえば、【で】と【が】の使い方や。現役会社員時代、新人社員さん方を慰労するため、一緒に、食事に行くことになったときのことだ。「和か、洋どちらがいい?」と尋ねたら、その社員さんは、「和で良いです」と言った。別の社員さんは、「和がいいです」と言った。回答は同じだったのだが、社員さん双方の【で】と【が】が違うだけで、俺が受けた印象が、全然違ったのだ。 ・「【で】いい」は、ないんちゃうん?・俺の聞き方が間違ったのか?・もしかして、和も洋も、どちらも不満で、仕方なく和を…