多様性と言われる時代になり様々な分野で選択肢や手段が増えてきました。 マスメディアでも情報収集の媒体が増えて既存のオールドメディア言われる新聞等が発行部数を減少させています。 情報収集や情報発信の手段が多様化していく中で既存の組織が従来通りの方法で、運営していても時代の波に取り残されてしまいます。 今回読了した、講談社出版の「朝日新聞政治部」では時代の波に取り残されて萎縮していく巨大組織の風土を感じる一冊で読み応えがあります。 著者の新聞記者人生を綴った伝記のような側面もあります。 この書籍の読みどころとなるポイントは2014年に掲載された、東京電力福島第一原発の吉田所長から政府が聞き取りをし…