詩を詠んでみる2 をお送りいたします。 ざっくっく~っ(´っ・ω・)っ 今日は2023年4月27日に書いています。 手帳に書き留めた詩を綴ってまいりたいと思います。 ~~~詩はじめ~~~ タイトル:時間 ~~~詩おわり~~~ 今日は2023年4月27日に書いています。 今回は闘病中(手は回復・膝はつづく)に 手帳に書き留めた詩を綴ってまいりたいと思います。 ~~~詩はじめ~~~ タイトル:時間 朝飯がもうすぐ それまで 口をあけて待っている 時間のムダか とふと思う ~~~詩おわり~~~ 闘病中、何の気は無しに、ただ思ったことを書いた詩です。 想いそのもの、と言った方が良い。 ぼんやり、浮かん…
アメリカの幻想小説家ジェフリー・フォードの、日本オリジナル短編集 このフォードという作家のことを全然知らなかったのだが、2000年代に長編三部作が国書刊行会から訳出されている。 本作は、同じく日本オリジナル短編集『言葉人形』に続く日本では2作目の短編集となる。自分は『言葉人形』刊行時に書評を読んで少し気になっていたのだが、結局そちらを読む前に本作を手に取った。 編訳者によると、幻想小説を中心にした『言葉人形』に対して、『最後の三角形』は、SF、ミステリ寄り、ホラー寄りといった多彩な方向性の作品を集めたということだったので、そういう方が面白いかな、と思って。 実際、色々なテイストの作品が収録され…
今回は、物語文に焦点をしぼり、その読解方法について考えてみたいと思います。 1.物語文が読解しにくい理由 (1)作者の思い入れで書かれている (2)物語世界が理解できない 2.物語の分類 (1)闇をかかえた主人公 (2)気づきと成長 (3)時代に翻弄される話 (4)家族のストーリー (5)何か失敗した話 (6)友を得る(失う)話 1.物語文が読解しにくい理由 (1)作者の思い入れで書かれている およそ文章というものは全て、読まれるために書かれます。 読者を想定しない文章などあり得ないのです。 たとえそれが日記だとしても、未来の自分にあてて書かれていると考えることができますね。 しかし、物語文は…
CHRISTABEL. Samuel Taylor Coleridge (1816)萩原 學(訳) CHRISTABEL. 前書き。PREFACE. 第一部 PART 1 第1部への結びTHE CONCLUSION TO PART THE FIRST. 第二部。PART II. 第二部への結びTHE CONCLUSION ΤΟ PART THE SECOND. 前書き。PREFACE. 次の詩の第1部はサマセット郡のストーウィで1797年に、第2部はドイツから帰国した後、1800年にカンバーランドのケズウィックで書かれました。以来、私の詩の力は、ごく最近まで、水を差された状態にありました。しか…
道端に咲いている花に気付き、思わず足を止めじっと観察してみる。 どうやらタンポポのようだ。アスファルトから覘くその姿はどこか可憐でいても力強い息吹を確かに感じさせる。ふと、昔テレビなどでよく耳にしていた「アスファルトに咲く花のように」という旋律が歌詞に乗せて頭の中で音楽となって鳴り響く、そしてふとある事を思い出してノートの端くれに覚書として留めていた言葉に目をやる「散って末枯れたタンポポの瓦のすきにだあまって、春の来るまで隠れてる、強いその根は目に見えぬ」という金子みすゞの詩を眺めながら、ああ、暗がりに隠れていたそのタンポポは春の訪れをじっと静かに待っていたのだ、そうだ、春が来たのだと思うに至…
どっちがいいんだろう、上を仰ぐのと、下へ俯くのとでは? 坂本九が唄った「上を向いて歩こう」が国民的歌謡というほどの大ヒット曲だった時代から、六十年以上が経つ。懐メロ曲としても数限りなく唄われただろうし、他の歌手によるカバー版もあることだろう。むろんわが世代の老人であれば、ワンコーラスだけなら今でも唄える。唄えはするが、ふだん思い出す機会はない。談たまたま話題にのぼれば、はい、いかにも憶えておりますですよ、という曲のひとつである。 今でもこの歌が、熱烈な想いを伴って唄われている場面の映像を、最近観た。南米某国における、日本人会だった。数えるほどの一世(移民当事者)となん百人もの二世三世による懇親…
最近読んでいる吉本隆明の『詩の力』に、谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』が引用されていた。タイトルから見て面白そうだな、谷川俊太郎の名前は聞いたことあるけどちゃんと著作読んでないな、と思っていたのですぐに借りて読んだのだが、これがとても面白かった。これが処女作なのすごすぎる。 なので特に印象的だった作品を引用していこうと思う。作者には申し訳ないが、一部のみの引用もある。個人の感想も記しておく。ゆるせ…。引用元は全て『二十億光年の孤独(集英社文庫、2008年2月)』。 大志 レコードを三枚とばし 僕は時を支配する フィナーレからラールゴへ 僕は時に逆行する 今度は第三面の途中から 僕はB・B・Cも…
管啓次郎は現時点で65歳、明治大学大学院教授、ミネソタ大学アジア中東研究学科客員主任教授で詩人。今もっとも生産的で注目されている詩人のひとりであるだろう。文書空間と現実世界、動物や昆虫や樹木がいる自然界と人間界とを、行ったり来たりというか軽々と同時に生きていることが感じられる詩風で、いい具合に力の抜けた自在さが羨ましい。抒情詩と物語詩の中間領域を押し広げて、どこにでも顔を出しながら言葉を発し言葉を聞いて、言葉による瑞々しくかつノスタルジックな世界をつくりあげている。 収録されているのは2021、2022年の作品を中心に全23篇。柔らかくて粒ぞろいの詩篇たち。どの作品も悪くないが、特に印をつけた…
https://x.com/fnmr_s_/status/1742893777591877850?s=46 1月4日に新土さんと小山田浩子さんのお二人が行なった上記リンクのスペースの文字起こしです。 一人で作業を行なったため、誤字脱字、抜けなどあるかもしれません。随時編集いたしますので、その際はご指摘いただけると幸いです。 (小山田さん)よろしくお願いいたします。小山田浩子と申しまして小説を書いているものものです。広島で生まれ育って今もずっと広島にいて、小説を書いたり、あと子育てもして生活をしているというような、立場の者です。皆さんよろしくお願いします。 (新土さん)お願いします。ありがとうご…
詩集といわれるジャンルの本を開いてみると、なるほど、「1ページに記されている文字数」は小説や学術書よりも少ない。なんとなく目に優しく、すぐに読み進めることができそうな気がしてくる。 実際には、そんなこともない場合がほとんどである。少なくとも私という読み手にとってはページの余白は解釈の余白でもあり、詩においてテキストを読んでから考えを巡らす時間はときに学術書のそれよりも長くなる(基本的に“説明”の比重が少ない形式なので、これは妥当なのかもしれない)。 一方、詩は人間が書くものなので、書いた人のバックグラウンドや時代的なバックグラウンドが重要な補助線になってくれる。読解のための時間を惜しまずに「勉…
2023/12/9,10、東京ドームで「異次元フェス アイドルマスター☆♥ラブライブ!歌合戦」が開催されました。 アイマスとラブライブの合同ライブ…………………… いや、本当に最高の時間でしたね…… こんなことが起こる未来を誰が想像できたでしょうか……? ということで、二日とも現地に行ってきたので、特に印象に残った曲をピックアップしながら感想を書いていきます! 当方アイマスP、ラブライブは一応一通りざっと履修してるけど浅め、という感じのオタクになります!
「アンドロイド?」「iPhoneだけど」「17?」「12」「古いんだね」「まだ新しいよ」「ちょっとみせてよ」「えっ?」「うん、やっぱりあったかいね」 少し暖を取らせてほしいと言って猫は私のアイフォーンを枕にした。 「もういい?」「もう少しゆっくりさせてくれないかな」 そう言って猫は譲らなかった。 「お客さん、何しましょうか?」「冷やし中華」 冷やし中華。その言葉を聞いて枕の上にいた猫は、目を閉じたまま身震いした。風を送ったわけではない。直接水をぶっかけたのでもない。微かに猫を動かしたもの。それこそが詩の力ではないだろうか。理屈でなく、長い説明も必要とせず、ただの一撃で遠く離れたものを結びつけ、…
武士の死に対する覚悟が、最も分かり易いのが辞世の句ではないでしょうか。そこで、辞世を取り上げてそれを考えると共に、現実に看取った義母の病床から天寿を全うするまでの様子を、重ね合わせて行きたいと思います。 かかる時さこそ命の惜しからめ かねて亡き身と 思いしらずば 太田道灌 辞世 享年55 道灌(どうかん(=資長(すけなが))のこの歌は、道灌の政治・軍事・文化力などの優れた能力に脅威を感じた主君・上杉定正(=扇谷定正(おおぎがやつ さだまさ))が、彼を罠に嵌めて暗殺した時のものです。 風呂上りの道灌を刺客が槍で刺した時、刺客は道灌の優れた歌の才能を知っていて上の句を詠みました。それが「かかる時さ…
蒼い空に浮かぶ白い雲風に揺れる木々の葉心を包む静寂の中詩の世界に溺れる心の声を紡ぐ詞感情と共に響かせる言葉の奥に秘めた想い心の闇を照らし出す過ぎ去った日々を背負い未来へと歩んでゆく旅互いに手を取り合い困難な道も乗り越えよう詩の力で人を勇気づけ優しさと愛を分かち合おう言葉の翼で空へ舞い心の闇を彩りに変えよう詩の世界は悲しみも喜びも全てを受け入れてくれる手に取れないものを形にして心の奥底に届けよう
錘 横になり目を閉じると いろいろな音がここをつつんで 底を流れるやわらかな水に気付く 夜の錘 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「錘」 力を抜くことで得られるものの 一つのイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
さわやかな朝の光が差し込む小さな窓辺に立ち尽くす淡い風が揺れる花の香り心地よく鼻先をくすぐる誰もが眠っているこの時間私は詩を紡ぐ手を動かす思いを乗せた言葉の舟が静かに川面を漂いゆく季節がめぐり世界が変わる私の心はいつも同じ愛と喜び、悲しみと涙詩に込めて空に届けようふとした瞬間に舞い降りる詩の響きが心を揺さぶるありふれた日常に彩りを詩が綴る奇跡のように言葉だけでは伝えきれない詩の力で感じて欲しい終わりのない旅に出るように詩の世界へと誘いましょう