はしご酒(Aくんのアトリエ) その九 「サイアクヲ ソウテイシナイママ ツキススムンジャー」② 「シモジモである一般ピーポーならば、それでもいいんだ。いや、それでいい。どころか、そのほうがいい。とさえ思っている。悲観的であり過ぎることの危険性、つまち、場合によっては、その大切な命さえも放り投げてしまう危うさのようなモノ、だって、孕(ハラ)んでいるかもしれないわけだからな。でも、でもね」、とAくん。 全くもって同感である。 にもかかわらず、なぜ、「でも、でもね」なのか。その「でも、でもね」の向こう側にナニが控えているのか。さらに一層、私は、グググググッと身構えてしまう。 「そう遠くない未来、最悪…