2020年11月10日 本箱を整理したら、手の届かない高い棚の奥の方から、普段あまり開くことのない、しかしうっかり捨てられない本が幾つか出てきました。『折々のうた』(岩波新書113)は、今から40年前の4月に、大学の恩師から送って頂いた本です。ちょうど仕事のために夫婦で日本を離れて海外で生活していた時で、たまには日本のことも思い出してリラックスしなさいという恩師の心遣いだったのだと思います。 岩波新書の黄版です。1980年3月21日第1刷となっています。つまり初版本ということになります。この本のシリーズは、その後、巻を重ねて、第2巻から第11巻まで、新赤版で出版されました。有名な人気のシリーズ…