昨日の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 「月童」「星童」 「ユエトン」「シントン」と読みます。 諸星氏の中国ものはまた特別に好きなのです。 本書のタイトルは『美少女を食べる』ですが分量としては前後編になることもあってこの「月童」「星童」のほうがタイトルにふさわしいかもしれません。 もちろん『美少女を食べる』というインパクトのために選ばれているのは納得です。 諸星中国ものを読んでいると原作はなんだろうと思わせてしまう力があります。これも氏の創作に違いないのですが、「こんなこと思いつくだろうか。どこかに原作元ネタがあるはずだ」と疑ってしまうのです。 それにしてもこの主人公は幸福です。科挙に…