[谷口善太郎碑前祭]2025.06.07 「谷善」と言っても今では知る人の少なくなった「谷口善太郎」。京都選出の衆議院議員、「京都の顔」ともいわれた共産議員でもありプロレタリア作家、労働運動家として終生社会変革の事業に尽くしました。「谷口善太郎」の代表作「綿」の文章が刻まれた文学碑がある彼の故郷、石川県能美市和気の生家跡で49回目の碑前祭が執り行われました。碑には「白山山岳地帯へ加賀平野の東端が所々で芋虫のように食い込んでいた。……」と小説「綿」の一文が刻まれ、作品は小作農の家に生まれた少年の目を通して、農村部に資本主義が浸透する様子や、貧しい労働者の家庭が置かれる過酷な状況を描きだしています…